- 2023年08月04日
- お知らせ
~重要なお知らせ~ 当協会における信用保証料の「計算方式」の変更について
当協会は、保証利用者である中小企業・小規模事業者の皆様への衡平性の観点から、2023年(令和5年)11月6日以降の貸付・変更実行分について、信用保証料の計算方式を変更しますので、お知らせいたします。
現在、当協会においては、「残高方式」と呼ばれる計算方式によって、保証申込時の信用保証料及び保証条件変更時の追徴保証料をそれぞれ算出しています。
ただし、「残高方式」による信用保証料及び追徴保証料の算出は、全国でも独自の計算方式となっていることから、全国的にスタンダードとなっている「係数方式」と呼ばれる計算方式に変更を行うものです。
以下の3つを基に保証料を算出。
A据置期間部分...元本返済を据え置いている期間の保証料。
満期一括返済は据置期間部分のみとして考えます。
貸付金額(円)×信用保証料率(%)×据置期間(月)/12
B分割返済部分...約定返済により予定残高が減少する部分。
残高の減少を考慮した分割係数※を乗じます。
(貸付金額-据置金額)(円)×信用保証料率(%)×分割係数×(保証期間-据置期間)(月)/12
C据置金額部分...最終回の返済金額がその直前回の返済金額の2倍超となる場合に発生します。
[最終回の返済金額]-[最終回直前の返済金額]がその計算金額となります。
据置金額(円)×信用保証料率(%)×(保証期間-据置期間)(月)/12
※分割係数...保証料の算出にあたり、分割返済による返済の進捗を考慮した掛け目のことであり、保証料が貸付残高の減少に対応するように設定されているものです。なお、分割係数は返済回数によって決められており、その一覧は以下のとおりです。
分割返済回数 |
均等分割係数 |
不均等分割係数 |
2~6回 |
0.700 |
0.770 |
7~12回 |
0.650 |
0.720 |
13~24回 |
0.600 |
0.660 |
25回以上 |
0.550 |
0.610 |
係数方式での計算例
(例)
貸付金額12,000,000円 信用保証料率1.15%/年 保証期間60か月
返済条件 7か月目から1か月ごとに215,000円 弁済
最終回 605,000円 弁済
(計算式)
A据置期間部分:12,000,000×1.15%×6/12=69,000円
B分割返済部分:{12,000,000-(605,000-215,000)}×1.15%×0.550×(60-6)/12=330,449円
C据置金額部分:(605,000-215,000)×1.15%×(60-6)/12=20,182円
→A+B+C=419,631円
信用保証料の計算方式について、ご質問、ご不明な点等ございましたら、以下の問い合わせ先までご連絡ください。
当協会は、今後も中小企業・小規模事業者の皆様に寄り添った、親身な保証対応に努めてまいります。
【本件に関するお問い合わせ】
業務統括部 保証企画課
担当 村上、白石
TEL 089-931-2119
FAX 089-931-1026